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株式会社SKY'S THE LIMIT

経営者 兼丸昌也

安藤百福|チキンラーメンが還暦!愛され続ける商品に込めた開発者の想いとは?

 

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チキンラーメンが今年で60周年!!

今月25日、世界初の即席麺として知られる日清食品の「チキンラーメン」が、誕生から60年という歳月を経て還暦を迎えました!!60年愛され続けるベストセラーを世に送り出した創業者の想いとは・・・

 

どうも兼丸昌也です😄‼

前回の記事冒頭に暑さもお盆を過ぎるまでと書いたにも関わらず、まさかの各所で40℃を超える猛暑が続いています🌞夏はまだまだ終わらないぜっ😎✨

ということで、そんな暑い日であっても、寒い日であっても、無性に食べたくなるチキンラーメン🍜!!今回はそのチキンラーメンの生みの親であり、日清食品の創業者でもある安藤百福のご紹介です👏

 

安藤百福の想い

安藤百福は1910年に誕生し、2007年96歳で亡くなっています。

幼い頃に両親を亡くし、呉服店を営む祖父母のもとで育ちました。独立心と事業意欲が旺盛だった安藤は、22歳のとき繊維事業で会社を設立します。

終戦後、日本は食糧難に見舞われます。お腹をすかせた人々が街にあふれ、栄養失調のために行き倒れになる人々が後を絶たない、そんな悲惨な光景を見た安藤は「やっぱり食が大事。食がなければ、衣も住も、芸術も文化もあったものではない」と食の大切さを痛感します。

 

『事業を始めるとき、金儲けしようという気持ちはなかった。何か世の中を明るくする仕事はないかとそればかり考えていた。会社は良い仕事をしたから儲かるのである。儲けとは答えであって、儲け主義とは違う。樹齢二千年という立派なブナの木があるが、もとをただせば鳥のフンからだ。創業とは一粒の種をまくことである。』

この時の安藤の想いが、今の日清食品の企業理念でもある「食足世平(食足りて世は平らか)」につながります。

 

人生の転機と第一歩

1957年、安藤が理事長を務めていた信用組合が破綻します。すべての財産を失い、残ったのは大阪府池田市の借家だけいう状況でした。

ある時、大阪駅近くの闇市を通りかかった安藤は寒空のもと、一杯のラーメンを食べるために並ぶ長い列を目にします。この行列に日本人が麺類が好きなことを実感すると同時に大きな需要があることを確信し、”お湯があれば家庭ですぐ食べられるラーメン”を作ろうと決意。

無一文の生活から這い上がるため、自宅の裏庭に建てた小屋でアイデアの実現に向けて第一歩を踏み出します。

 

『私が無一文になったとき、失ったものは財産だけではないか、そのぶんだけ経験が血や肉になって身についたと考えた。すると、新たな勇気がわいてきた。人生、いつもうまくいくとは限らない。もし、ああ、無駄な歳月を過ごしてしまった。取り返しのつかないことをしたと思ったら、本当に取り返しのつかないことをしてしまったことになる。』

破綻し無一文という状況でありながらも、自分を奮い立たせようとする安藤氏の捉え方にこそ開発につながるきっかけを感じます。

 

魔法のラーメンの誕生

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”お湯があれば家庭ですぐ食べられるラーメン”の研究を始めた安藤ですが、麺作りについてはまったくの素人、道具や材料はすべて自分で探し集め、1日平均4時間睡眠で1年、たった一人で1日の休みもなく研究を続けます。まさに死にものぐるいの日々です。

安藤は開発に向けて5つの目標を立てます。①おいしい②簡単に調理できる③長い間保存ができる④手頃な価格⑤衛生的で安全です。この5つの目標を実現するため山のような試作品と、気の遠くなる作業を繰り返し、ようやく理想的な配合にたどり着きます。

そして、1958年8月25日に世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が発売されました。お湯を注ぐとたった2分で食べられるチキンラーメンは、当時の常識では考えられない食品だったため≪魔法のラーメン≫と呼ばれました。

 

『転んでもただでは起きるな。そこらへんの土でもつかんでこい。逆境に立ってすべての欲とこだわりとを捨て去ったとき、人は思わぬ力を発揮できる。即席めんの発想にたどりつくには、48年の人生が必要だった。過去の出来事のひとつひとつが現在の仕事に見えない糸でつながっている。』

全くの素人なところから、想像を現実にするその力はまさに執念を感じます。

まとめ 

どうでしょうか。いつも何気なく食べているチキンラーメンですが、60年愛され続ける商品の背景には、日本から食糧難を無くしたいという安藤氏の強い想いが込められています。そして夫を支えた存在とし妻の仁子も10月スタートのNHK朝ドラ「まんぷく」のモデルとして注目を集めています。

食ということでは不自由しなくなった今の生活の裏にはたくさんの経営者や開発者の努力があるということを感じました。

 

転ぶときは前のめり!兼丸昌也でした😁🍜

 

 参考文献・出典:

安藤百福クロニクル | 日清食品グループ

安藤百福の名言 厳選集